企画展”Love, Fight, Feast – The art of story-telling in Japan”に関する国際シンポジウム
日本の物語芸術の多面的な特徴を紹介する企画展にあわせ、2021年10月、シンポジウムを開催した。宮中の「歌あわせ」を模して、日本美術を研究する国際的な学者や学芸員8名が、「発表合わせ」形式で研究を披露した。日本の物語芸術の多面的な魅力を体現する主要な作品とテーマについて徹底的に議論することで、具象的な絵画、版画、工芸品にとどまらない新たな物語を発見した。同企画展では、13世紀から20世紀までの絵画、版画、漆芸、金工、染織など105点を展示し、日本では高く評価されながら西洋ではあまり知られていない物語芸術のジャンルを、ヨーロッパで初めて総合的に展示した。