自主事業
TIFO initiated activities
ヨーロッパ日本研究協会(EAJS)
EAJS2021年大会で日本研究特別セッションを開催
2021年8月24日から28日にかけ、世界最大の日本研究者団体である欧州日本研究者協会(European Association of Japanese Studies:略称EAJS)の2021年大会が、オンライン形式で開催され、当財団は同大会に協賛するとともに、会期中、日本研究の将来に関するEAJSとの特別合同セッション(EAJS-TIFO Roundtable)を開催しました。
当財団は、次世代の人材育成事業の一環で、1998年以来、同協会の博士課程の日本短期調査フェローシップや、博士課程ワークショップを支援しており、同制度のアラムナイは300名を超えます。2019年には、当財団創立30周年記念事業として、アラムナイの中から若手研究者層を中心に、日本研究の将来に関するエッセイコンテストをEAJSと共同で実施しました。今大会では、同コンテストの受賞者の中から4名をパネリストに招き、あらためて日本研究の今後の在り方を議論する特別セッションを実施しました。
30周年記念エッセイコンテストの実施と報告会・授賞式(Milestone Summit)について
TIFO-EAJS Roundtable(8月26日開催 日本時間18:45~20:15)
新型コロナ禍により、オンライン化の加速による日本研究データベースへのアクセス環境の改善などは見られる一方で、国際的な人的交流が大きく閉ざされるなど、現在の研究環境は様々な制約があり厳しい状況です。そのような中、若手の研究者が従来の研究方法や制度、思考の枠組みに囚われることなく、社会の中の異なるセクターとの連携や対話の活性化も図りながら、日本研究の新たな境地を開拓していきたいという強い意気込みが感じられるセッションとなりました。
EAJS会長 Verena Blechinger-Talcott教授
千葉大学助教 ヤニス・ガイタニディスさん
カ・フォスカリ大学・ハイデルベルグ大学 博士課程 日野文さん
セインズベリー日本藝術文化研究所フェロー 本田江伊子さん
オスロ大学准教授 アイケ・ピーター・ロッツさん